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2024.02.16

学生広報チームが密着!ボランティアセンター 〜都立大生と一緒にスポーツ体験教室編〜

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ボランティア活動を通して、豊かな人間性と独創性を備えたリーダーシップを発揮する人材の育成を目指す、ボランティアセンター。都立大生のボランティア参加の入口としての役割を果たす活動を、学生広報チームが密着取材しました!

都立大生と一緒にスポーツ体験教室とは?

今回取材したのは、スポーツボランティアプログラムの一環として八王子市立愛宕小学校と連携して開催されたスポーツ体験教室です。
愛宕小学校とは以前から連携企画を実施していたものの、新型コロナウイルスの影響で連携企画の実施が途絶えていました。しかし都立大ボランティアプログラムの学生(以下、「都立大生」という)の強い思いがあり、2023年度より再び愛宕小学校との連携企画が開催されました。
都立大生が、計画から運営まで担当し、当日は予想を超える20名もの小学生と保護者の皆さんが参加しました。

愛宕小の皆さんに体験してもらったのは、ゴールボールとフライングディスクです。
ゴールボールとは、視覚に障がいのある人を対象として考えられたパラリンピック特有の種目で、目隠しをした状態で鈴の入ったボールを転がすように投げ合い、相手チームのゴールにボールを入れることで得点を競う競技です。
フライングティスクとは、全国障害者スポーツ大会の正式競技の一つで、プラスチック製の円盤(ディスク)を投げて、ゴールを通過した数や飛距離を競う競技です。今回は、ゴール(輪)にディスクを通過させた回数を競うアキュラシー種目を体験しました。
どちらの競技も、ルールが複雑ではなく、必要な器具も少ないため、スポーツが苦手な子を含め誰でも安全に楽しく取り組むことができます。

体験教室開始!

それぞれの競技のルールを子どもたちに説明し、まずはチームに分かれて練習します。

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▲ルール説明用の模造紙は、都立大生の手作り!

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▲体験教室開始前から、初めて見るディスクとゴールに興味津々だった子どもたち。
都立大生による説明をしっかり聞いていました。

ゴールボールでは、最初のうちアイマスク(目隠し)をした状態でボールを投げることに戸惑いを見せる子どもたち…。ボールの中に入っている鈴の音を頼りにボールの位置を慎重に確かめます。

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練習の後は、コートで試合に挑戦しました!

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▲ボールが転がる音に耳を澄ませて、素早く体を動かしてボールをキャッチ!

初めのうちはボールを受け止めるのが難しく、子どもたちの間をボールがすり抜けていましたが、さすが小学生、習得が早く、すぐにコツを掴んでいました!
都立大生は、子どもたちの安全に配慮しながら試合を見守り、「惜しい!」「ナイス!」などと積極的に声掛けをしていました。
また、都立大生が審判係を務めていましたが、試合終盤には、子どもたちが自ら審判をできるほどにまで上達していました!

フライングディスクは、ゴールまでの距離を3m、5m、7mと徐々に伸ばしながら練習しました。ディスクをまっすぐ投げているつもりでも、カーブがかかってしまいゴールに入れることに苦戦しているようでした。


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そこで、都立大生からディスクの投げ方についてアドバイス!
①体は、ゴールに向かって真横に向けよう
②右利きの人は右足を、左利きの人は左足を前に出そう
③前に出している足のつま先はゴールの方に向けよう
④目線の高さを、ゴールの高さと合わせよう


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▲都立大生が見せるお手本は、ディスクがゴールを毎回通過しており、子どもたちからは歓声が上がっていました!

アドバイスのとおりに再度挑戦してみると、ディスクの軌道が安定し、子どもたちは続々とゴールを決めていました!
楽しそうな子どもたちを見て、途中からは保護者の方もフライングディスク体験に参加し、世代を超えてみんなで楽しむことができました。

スポーツを通した交流

体験教室が終了する頃には、都立大生と子どもたちの距離がかなり近くなっており、都立大生の周りにはたくさんの子どもたちが集まっていました!


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▲小学生が都立大生と交流することで都立大に興味を持ってもらうことも体験教室の目的の一つです。

閉会式をもって体験教室は終了。参加した子どもたちには、修了証が手渡されました。
体験教室に参加した子どもたちからは、「楽しかった!」という声をたくさん聞くことができました。


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都立大生からは、「子どもたちの元気と楽しそうにしている姿に助けられた」「学年の差を感じずにみんなで楽しむことができた」との感想がありました。

子どもたちにパラスポーツの楽しさを実感し興味を持ってもらえたと同時に、スポーツを通して構築されるつながりを感じることができた体験教室となりました!


体験教室に向けて南大沢キャンパスで実施した、ゴールボール事前講習会を取材した際の記事もぜひ併せてご覧ください!
https://metro-noix.tmu.ac.jp/student_press/258.html

ボランティアセンターでは、都立大生がボランティア活動を通して社会に参加し、社会のニーズと向き合うなかで、一人ひとりの可能性を広げられるようなサポートをおこなっています。


東京都立大学ボランティアセンターの情報はこちら
https://volunteer.tmu.ac.jp/


【取材・文:人文社会学部 人間社会学科 綾桜子(学生広報チーム)】

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