東京都立大公式WEBマガジン
2024.02.13

学生広報チームが密着!ボランティアセンター〜ゴールボール事前講習会編〜

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ボランティア活動を通して、豊かな人間性と独創性を備えたリーダーシップを発揮する人材の育成を目指す、ボランティアセンター。都立大生のボランティア参加の入口としての役割を果たすボランティアセンターの活動を、学生広報チームが密着取材しました!

今回取材したのは、スポーツボランティアプログラムの一環として南大沢キャンパスの体育館で行われた、ゴールボール事前講習会です。
この事前講習会は、プログラム企画であるゴールボールの小学生向けスポーツ体験教室に先立って、都立大のボランティアを対象に実施されたものです。

そもそも、ゴールボールとは?

ゴールボールとは、視覚に障がいがある人を対象に考えられた球技で、パラリンピック特有の種目です。ボールの転がる音や選手同士の掛け声、相手の動く物音、床の振動やラインの感触など、視覚以外の全ての感覚を研ぎ澄ましてプレーします。
1チーム3人で、鈴の入ったボールを転がすように投げ合い、相手ゴールにボールを入れて得点を競います。選手の間で視野や視力といった障がいの程度の差が出ないようにアイシェード(目隠し)を装着して、全員同じ条件のもとで競技を行います。


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ライン上の凹凸がポイント!コート設営

講習会は、コートの設営から始まりました。
コートの広さは、6人制バレーボールと同じですが、大きく異なるのは、コートのラインには、床との間に糸を通してその上からテープを貼る点です。選手は、わずかな凹凸の感触を頼りに自分の位置を確認します。


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▲本来は太さ3mmの紐を使用しますが、健常者がそのわずかな凹凸を認識するのは難しいため、今回は、より太いタイガーロープを使用しました!

アイシェードを装着した歩行・介助体験

競技中はアイシェード(目隠し)を装着します。
アイシェードに慣れるとともに、ボランティアと視覚障がい者が安心して一緒に歩くことができるよう、実際にアイシェードを装着したメンバーとペアで歩行・介助体験をしました。


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▲2人ペアになって体験開始!体育館の中と周辺を歩きます。

誘導する側は、視覚障がい者の半歩前を歩きながら、「5歩先で右に曲がります」、階段では「あと3段です」などと声をかけます。
都立大ボランティアのメンバーからは、「特に初めて行くところでは、信頼関係が大事だと思った」、「プールの近くに行くとにおいでわかった。視覚が遮られていると嗅覚が敏感になると感じた」、「誘導側がまっすぐ歩かないと、視覚障がい者もまっすぐ歩けなくなってしまう」などとの感想がありました。

本格的に競技を体験!

2~3人のグループを作り、アイシェードを装着した状態でボールを投げキャッチする基本練習をした後は、いよいよ競技体験に挑戦!広いコートでは、相手チームにボールをまっすぐ投げることやシュートされたボールをキャッチすることに苦戦している様子でした。


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▲ボールの音を頼りに瞬時に動いたものの、惜しくも2人の間をボールがすり抜けてしまう場面も…

しかし、チームのメンバー同士でお互いに声をかけ合ったり、体を大きく広げて守備範囲を広くしたりと工夫を重ねるうちに、ゴールを防ぐことができるようになっていきました!


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▲ナイスキャッチ!

試合終盤では、ボールの音をうまく利用してフェイントをかけることで得点を獲得する場面もありました!
体験終了後、メンバーからは、「ゴールボールは頭脳戦だと思った」、「競技をする側も、競技を観る側も、見えていないからこその面白さがある」などとの声があがりました。

静寂の中に熱さを秘めたスポーツ

プレー中は、音を頼りに競技するため、会場は静寂に包まれます。
ボールを追いかけて走り回るようなこともないため、一見穏やかそうに見えますが、全身を使ってゴールを守り、感覚を研ぎ澄ませる必要があるため、予想以上に激しく、体力を必要とするスポーツだと感じました。 また、スポーツボランティアプログラムには、東京都立大学プレミアム・カレッジ生も参加しており、世代を超えて、スポーツを通じてコミュニケーションを取り、団結していく姿が印象的でした。


次回の密着取材レポートでは、愛宕小学校で行われたゴールボールのスポーツ体験教室の様子を紹介します。お楽しみに!


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▲事前講習会に参加した都立大ボランティアの皆さん。
お疲れ様でした!

ボランティアセンターでは、都立大生がボランティア活動を通して社会に参加し、社会のニーズと向き合うなかで、一人ひとりの可能性を広げられるようなサポートをおこなっています。


東京都立大学ボランティアセンターの情報はこちら
https://volunteer.tmu.ac.jp/


【取材・文:人文社会学部 人間社会学科 綾桜子(学生広報チーム)】

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