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2026.06.30

学生広報チームによる元都立大生の大学職員インタビュー

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 東京都立大学の職員の中には、もともと都立大の学生だった方もいるのをご存じですか?今回は、元都立大生で、現在は総務部会計管理課に所属している吉川尚吾さんに、学生広報チームがインタビューしました。

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(吉川尚吾さん)


■吉川尚吾さん

 2021年に首都大学東京都市教養学部(現:東京都立大学法学部)卒業。同年、東京都公立大学法人に入職。東京都立大学管理部理系学務課理学部教務係を経て、現在は総務部会計管理課に所属。


学生広報チーム) 普段の業務を教えてください。

吉川さん) 2021年から2024年まで所属していた理学部教務係では、学部3・4年生や大学院生への休学と復学の学籍管理や、授業教室の割り振り、シラバスの作成、多様な入試の準備、学位授与式の運営、研究生や博士後期課程の学生の経済支援などの申請手続きの業務をしていました。現在は法人の会計事務を行う部署で支払審査や財務会計システムの管理などを行っています。


学生広報チーム) 吉川さんが学生の頃の学生生活について教えてください。

吉川さん) 月並みにアルバイトや勉強、趣味に精を出していました。特に趣味の絵を描くことに時間を割いていて、自分の時間を大切にしていました。私の学生時代はコロナ禍と被っていたので、ビデオ通話などで人と話す機会をとるのも大切にしていました。


学生広報チーム) 大学生活の中で大学職員になろうと思ったきっかけはありましたか。

吉川さん) 大学職員という仕事を知ったのは、大学受験でオープンキャンパスに訪れた時です。そこでキャリア支援課の仕事をする姿を見て、教員以外でも学生の支援ができる仕事があることに気が付き、将来の仕事の選択肢として意識するようになりました。具体的に大学職員になろうと思ったきっかけは、大学に入学した後、アルバイトで家庭教師をする中で、生徒に一対一で教える以外でももっと包括的に教育に関わりたいと思い、大学職員という仕事があったことを思い出した時です。


学生広報チーム) 実際大学職員になって思ったことはありますか。

吉川さん) 大学について知らなかったことがたくさんありました。冒頭でお話しした経済支援などの仕組みにいろいろな種類があることも、職員になって初めて知りました。また、業務を通して、先生と積極的にコミュニケーションをとる学生が多いということも感じています。学生の支援と言っても、直接学生とやり取りをすることだけではなく、先生も含めて広く連携することもたくさんあります。


学生広報チーム) 大学職員の仕事で嬉しいこと、幸せを感じることはありますか。

吉川さん) 教務係だった頃は、学生の入試から卒業までのいろいろなイベントに関わることができるので、肌で学生の成長を実感できるのが幸せでした。例えば、ある留学生は、初対面のときは日本語がほとんど分からず、翻訳アプリを使いながらなんとかコミュニケーションを取っていました。しかし卒業のときには、流暢な日本語でお礼を伝えてくださり、その姿にとても感動しました。


学生広報チーム) 実際職務をする中で、都立大生だったことが活きているなと思う場面はありますか。

吉川さん) 直接関わったことのない先生でも、お顔やお名前をなんとなく知っているというのは大きいですね。先生への依頼や先生間の連絡の中継をするときのハードルが低いのはメリットでした。また、学部の再編の経緯や学生用の履修登録等のシステムの使い方も分かっているので、学生からのさまざまな質問に答えやすい点も良かったと思います。


学生広報チーム) 職員として働く中で気をつけていることや大変なことはありますか。

吉川さん) 教務係の頃は、個人情報を扱うことが多かったので、それらのやり取りや入試準備などに誤りが無いかチェックするのが大変でした。会計係ではお金のことを扱うので、それはそれで請求書などの管理に神経を使う仕事ですね。一度のミスで影響を与える範囲が大きいという意味ではどちらも似たような業務かもしれません。


学生広報チーム) 大学で働く上で必要だと思う能力はありますか。

吉川さん) 人と人の間を取り持つことが多いのですが、人から言われたことを自分なりに噛み砕いてわかりやすく伝えるのが大切だと思っています。例えば、履修で困っている学生の言葉をそのまま担当の先生に伝えても、思った答えが返ってこない可能性があるので、「こういうことを言いたいんだろうな」と汲み取りつつ、それを適切に言い換えて伝える能力は必要になりますね。


学生広報チーム) 今の学生について思うことがあれば教えてください。

吉川さん) 今も昔もいい意味で変わっていないなと思います。皆さん真面目ですし、提出物の修正もすぐに対応してくれて助かっています。一方で、真面目すぎて心配性になっている学生も多いように思えます。ただ、私としてはそんなに不安になる必要はないと思っています。仕事上、休学した学生と関わることがあるのですが、多くの学生が休学をネガティブに捉えがちです。でも、一旦大変な環境から距離を置いて落ち着く時間も必要だと思います。私自身もうまくいかない時期もたくさんありました。もちろん全ての問題がそうとは限りませんが、今もこうして働けている経験から、時間が解決してくれることもあると思っています。


学生広報チーム) 学生へのメッセージをお願いします。

吉川さん) コロナ禍も落ち着いてきて、AIなどの発展によってできることが増えた今、学生のうちに興味を持てるものをたくさん見つけてみるのがいいと思います。一つのものを極めるのもいいですが、後悔しないように、いろいろなものに目を向けて、ぜひ知見を広げてほしいと思います。


学生広報チーム) 本日はありがとうございました。

【取材・文:人文社会学部 人文学科 小林幹大(学生広報チーム)】

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