―本日は取材へのご協力、ありがとうございます。 ラグビー部の部員数と活動頻度について教えてください。
よろしくお願いします。部員数は、4年生が秋にあった関東大学ラグビーリーグ戦を最後に引退したので、今は3年生4人、2年生3人、1年生9人、院生1人の選手計17人にマネージャー7人を加えた24人です。火曜日、木曜日、土曜日の週3回活動をしています。
―今年度の実績について教えてください。
毎年秋に行われる関東大学リーグ戦で、現在属する3部リーグから2部リーグに昇格することを目標に練習を行っています。今年度はまず、春に行われた東京都国公立大学大会において、前大会の優勝校を決勝で破り、優勝することができました。都立大ラグビー部史上初の「国公立大会優勝」を成し遂げることができ、とてもうれしかったです。また、定期戦である横市戦・阪公戦の両方でも勝利を収め、春シーズンは無敗で終えることができました。そして、秋に行われたリーグ戦では、リーグ昇格こそ叶いませんでしたが、3部リーグ内第3位で、こちらも歴代最高の順位を記録することができました。両大会共に、前線でボールの押し込みを行うフォワードが上手く機能したのが、良い成績を取ることができた要因だと思います。
―飛躍の年だったのですね。となると、来年度の目標も2部リーグ昇格になるかと思いますが、何か課題はありますか。
来年度の目標もやはり2部リーグ昇格ですが、いくつか課題があります。最も大きいのは、主力だった4年生の離脱です。特に4年生はフォワードが多かったので、今年の都立大の強みだったフォワードによる押し込みを機能させるために、選手の筋力強化などを進める必要があります。また、ラグビーは1チーム15人で行うスポーツなので、現在の部員17人の大半は出場することとなるのですが、このうち6人が今年度からラグビーを始めたメンバーです。加えて、例年に比べて2、3年生も少ないので、この経験の浅さをいかにカバーするかが課題となると思います。
―ありがとうございます。ラグビーの魅力について、プレイヤーとしての視点と、観客としての視点でそれぞれ教えてください。
ラグビーをプレイするに当たっての魅力は、激しいぶつかり合いを制した時の爽快感にあると思います。ボールを相手のゴールエリアまで運ぶ際に、行く手を阻む相手に体全体でぶつかる時の、微かな痛みと相手を倒した感覚の心地よさが魅力です。観客としてラグビーを見る際の魅力は、これもやはり、激しいぶつかり合いにあると思います。選手同士のぶつかり合いのパワフルさは他の球技では見られないものですし、体格の小さい選手が大きな選手を倒した時の驚きと興奮も、他のスポーツではなかなか味わえないものだと思います。ラグビーのルールは少し複雑ですが、無理に覚えなくとも、選手同士のぶつかり合いを見るだけで楽しめる、これがラグビー観戦の魅力だと思います。
ー本日はありがとうございました。最後に新入生へメッセージをお願いします。
ラグビー部では、週3回、和気あいあいとしつつも、高い目標を持って練習に取り組んでいます。部員はいつでも募集しており、初心者の方でも大歓迎です。ぜひ一度、練習に来てみてください。
▲集合写真
【取材・文:学生広報チーム】