雄々しく、煌びやかに―男子チアMAXONS
東京都立大学男子チアリーディング部MAXONS(マクソンズ)は、12月に単独公演MAX ON THE STAGE 2022を盛況のうちに終えた。今回は前代表の關谷ジェイシャオンさん(理学部3年)にお話を伺った。
▲単独公演での集合写真
活動について
―本日はよろしくお願いします。はじめに、普段の活動について教えてください。
週4日、みんなで集まって、組体操のように人を持ち上げたり飛ばしたりする技の練習を、主に南大沢キャンパスの体育館でしています。筋トレや、宙返り、体操選手がやるようなロンダートや、バク転の練習はそれとは別に各自で行っています。
―精力的に活動されているのですね。練習の雰囲気はどうですか?
練習はまじめに取り組み、きついこともありますが、オフも含めてみんな仲が良いので、楽しい雰囲気です。
▲普段の活動の様子
―2022年は、練習の成果を披露する場面も多かったのではないかと思います。
コロナ禍から徐々に活動ができるようになってきたこともあり、本当に多くのイベントに出演できて、とても楽しく充実した一年だったと思います。中でも、直近の単独公演は一番印象的でした。大変なことも多かったですが、その分達成感がありました。
男子チアリーディングの魅力
―男子だけのチアリーディングというのは珍しいと思いますが、ご自身が始められたきっかけは何だったのでしょうか?
そうですね。男子だけのチアリーディングは日本全国の大学に4チーム程しかないため、珍しいと思います。 僕はMAXONS入部までチアリーディングの経験があったわけではないのですが、同じ中学校出身の先輩に誘われ活動の体験に参加して、いいなと思ったことがきっかけです。最初は、宙返りなど一芸的なことができたらかっこいいな、という考えもありました(笑)
―実際に活動していく中で、男子チアリーディングならではの魅力というのは感じましたか?
やはりチームでメンバーを持ち上げたり飛ばしたりしたときに出る「高さ」や「力強さ」は魅力だと思います。また、演技で技を決めたときに喜びの感情などを表現するのですが、それもエネルギーが感じられて魅力の一つだと思います。
後輩・新入生へのメッセージ
―先日の公演をもって引退されたということで、後輩たちに期待することはありますか?
たくさんのイベントに出て活躍してほしいという思いがありますが、とにかくケガだけが心配です。十分気を付けながら、長く、楽しく活動してくれたらいいなと思います。
―先輩からの温かいエールですね。最後に、新入生へ向けても一言お願いします。
長いようで短い大学生活の中で、ぜひ熱中できるものを見付けてほしいです。 MAXONSは入部までチアリーディング未経験だった部員が多く、技術の差がない状態から始められるので、運動が得意でなくても大歓迎です!僕なんて側転もできなかったのですが、先輩方のおかげで、なんとか宙返りくらいならできるようになりました。自分には無理そうと敬遠されることもあるのですが、気軽に入ってもらえると嬉しいです!
―ありがとうございました!
▲単独公演にて技を決める部員たち
その迫力の演技で見る人を圧倒し、元気を与える男子チアリーディング。その華やかなステージの裏には、日々楽しみつつも努力を重ねるチアリーダーたちの姿があった。今後のさらなる飛躍が期待される。
【取材・文:都市環境学部 山岸玲司、法学部 千澤直斗(学生広報チーム)】