学生広報チームが密着!ボランティアセンター~フロアバレーボール編~
ボランティア活動を通して、豊かな人間性と独創性を備えたリーダーシップを発揮する人材の育成を目指す、ボランティアセンター。都立大生のボランティア参加の入口としての役割を果たす活動を、学生広報チームが密着取材しました!
今回は、スポーツボランティアプログラムの一環として実施されたパラスポーツ体験教室の運営協力と、それに先立って行われた事前講習会を取材しました。
・フロアバレーボールとは?
フロアバレーボールは初耳という方も多いのではないでしょうか。視覚障害者と健常者が一緒にプレーできる競技で、床から30センチメートル程のネットの下を通るようにボールを転がして、バレーボールのようにラリーを行います。
選手は前衛と後衛に分かれてプレーしますがその役割は大きく異なります。後衛は見える状態で指示を送りながら、前衛はその指示や周囲の音を頼りにアイシェードをつけた全く見えない状態でプレーします。双方が連携することによりスピーディーで迫力のあるラリーが展開されます。
▲講習会でのゲームの様子
・事前講習会(2023年8月6日)
南大沢キャンパスの体育館で、事前の講習会が行われました。当日は8名の学生が参加し、外部からお招きした講師の方々からコートのつくり方やゲームのルールを教わっていました。
▲白いテープを貼ってラインをつくります
▲前衛の練習
前衛はアイシェードをつけて何も見えない状態で音だけを頼りにプレーするため、ボールがどこにあるかわからなくなってしまうなど、苦戦しているようでした。
後衛は見えている状態でプレーしますが、ボールをネットの下で転がす必要があるためバウンドをさせないようにするのが難しいそうです。前衛に指示を送る練習もしていました。
参加した学生によると、前衛のときは周りで何が起きているのかほとんどわからなかったとか。そのため後衛の方が楽しかったという感想もありました。
・パラスポーツ体験教室(2023年10月29日)
都立特別支援学校活用促進事業として、パラスポーツ体験教室が都立南大沢学園で行われました。都立大のボランティアプログラム参加学生(以下、「都立大生」という)も講師の方や他のボランティアの方々と共に教室の運営に協力しました。
事前講習会に参加していなかった都立大生や、この日初めてフロアバレーボールを体験するというボランティアが多く、教室が始まる前に1時間程度練習をしてから臨みました。
体験教室では、参加された方々をサポートしながら都立大生も一緒にプレーをして楽しんでいました。一方、前衛でアイシェードを付けながら参加者のサポートをすることはかなり大変だったようで、まるで見えているかのように動く講師の方のすごさを感じたようです。
▲ラリーの練習をお手伝い
また、この日は視覚以外の障がいがある方も多く参加していました。その中で、どのようにすれば競技に参加できるかを共に模索し、障がいの種類や有無に拘らず一緒に競技を楽しむ様子はとても印象的でした。
次回の密着取材レポートもお楽しみに!
東京都立大学ボランティアセンターの情報はこちら
https://volunteer.tmu.ac.jp/
【取材・文:法学部 千澤直斗(学生広報チーム)】