昨年度より大学院生スタッフとして高大連携室の活動を始めた舟橋さん。現在は研究や部活動と両立しながら、院生スタッフ代表として高校生へ熱いメッセージを送っている舟橋さんに学生広報チームがインタビュー!
「選択肢を増やす」個別相談
学生広報チーム)現在、高大連携室ではどのような活動をされているのですか。
舟橋さん)主に大学内で「大学見学講座」や「個別相談」の対応を行っています。「探究支援」の活動では高校へ出向き、高校生の探究学習(高校生自ら問いを設定し、情報の収集や整理・分析をして発表する授業)に関する質問を受けたり、成果の発表を聞いたりしています。
学生広報チーム)個別相談も受け付けているんですね!「大学見学講座」や「個別相談」は具体的にはどのような内容でしょうか。
舟橋さん)大学見学講座は、実際に来学してもらいキャンパスツアーを行うこともあれば、オンラインで案内することもあります(事前予約制)。個別相談は、オープンキャンパスや大学祭で実施しています。
学生広報チーム)高校生からは、どのような相談を受けることが多いですか。
舟橋さん)勉強法、文理選択や学部選択といった進路に関することや一人暮らしに関することが多いですね。
学生広報チーム)なるほど。気になりますよね。舟橋さんは個別相談ではどのようなことを意識して答えているのでしょうか。
舟橋さん)一人ひとりに寄り沿った回答は大事にしていますね。選択肢を増やせるようなアドバイスなどですかね。
学生広報チーム)ほほう!・・・と言いますと?
舟橋さん)(高校生は保護者の方と一緒に相談に来られることが多いのですが)どうしても保護者の方はお子さんを思うあまり、就職や将来を心配してお子さんの進路を絞ってしまうことがあると思うんです。
学生広報チーム)・・・確かに。いや、そうなりますよね、どうしても・・・
舟橋さん)私はやはり本人の好きなことを学んだ方がいいと思っています。もちろん進路は大事なことなので、保護者の方のお考えも必要ですが、私はやっぱり自分自身で考えて欲しいです。そうできるようアドバイスをして支えていきたいですね。
―――高校生の立場などを考えられていて、学生ならではの目線だなと感じました。高大連携室の個別相談では高校生の目線に近い学生スタッフが、悩める高校生の皆さんの話を聞いてアドバイスをしてくれるはずです。
自分の経験を活かせる業務
―――高校生への思いもあってか舟橋さんの言葉に熱を帯びてきたところで、舟橋さんご自身について聞いていきたいと思います。
学生広報チーム)舟橋さんはなぜ高大連携室で活動をしようと思ったのですか。
舟橋さん)部活の先輩が高大連携室で活動していたのがきっかけですが、元々少し興味がありました。これは高大連携室で活動をすることの魅力でもあるのですが、自分の経験を活かせる活動であるということです。例えばアルバイトと比較してみます。アルバイトはどちらかといえば、マニュアルに沿った業務が少なくないと思います。それと比べて高大連携室の活動にはマニュアルなどありません。自分ならではの経験や視点を自由に活かすことができるのです。また、高校生と対話するというのも珍しい活動なのかなと思いますね。
陸上部として汗を流す日々
学生広報チーム)ご自身の「経験」というお話がありましたが、舟橋さんは大学ではどういったことを研究されているのでしょうか。
舟橋さん)私はシステムデザイン研究科電子情報システム工学域博士前期課程2年次で、マイクロプラスチックの検出デバイスの開発をしています。
学生広報チーム)ほほう!マイクロプラスチック!近年よく耳にする話題ですよね。
舟橋さん)そうなんです。
学生広報チーム)研究の他には何か活動をされていますか。
舟橋さん)体育会陸上部に所属しています。主に夜の時間を使って選手として活動しています。
学生広報チーム)え、それはかっこいい!陸上部にとって都立大の環境はどうですか。きっと大学でも部活を続けたい、新しく何か部活を始めたいという高校生もいると思います!
舟橋さん)都立大は運動施設が魅力的だと思います。まず運動施設のエリアが大きいですね。陸上部の環境でいうと、(1周)400メートルの土トラックがあるのはいいですね。他の国公立大学では学内にトラックがないところも少なくないので、その点、自由に使えるグラウンドがあることはありがたいことだと思っています!
学生広報チーム)僕も部活動をやっているのですが、体育館もそこそこ広くていいなと感じています。
舟橋さん)そうですよね。それぞれの部活がちゃんと活動できる環境があるのはいいですよね。
“何かに熱中すること”
―――舟橋さんご自身について聞いたところで、最後に全国の高校生へメッセージを貰いました!
学生広報チーム)舟橋さんは今後どのように高大連携室と関わっていきたいと考えていますか。
舟橋さん)先ほども言ったように高校生は一人ひとり考えが違います。高大連携室では高校生の団体(高校としての訪問など)に対応する際でも、一人ひとりに丁寧に対応していきたいなと考えています。やる気や悩みなど、それぞれ聞いていきたいですね。
学生広報チーム)最後になりますが、都立大を目指す全国の高校生へ、舟橋さんから熱いメッセージをお願いします!!!
舟橋さん)自分で考えて動いてもらいたいです。あと、何かに熱中して欲しい!熱中できること自体も能力です。部活でも受験勉強でも、今後生きていく中で何かに熱中した経験が大事になるときがあります。そういった経験を是非ともして欲しいと思います!
学生広報チーム)熱いメッセージいただきました!
―――ご自身は陸上競技に熱中していたという舟橋さん。人生において楽しく過ごす、その手段のひとつが何かに熱中することだと語ってくださいました。
学生広報チーム)本日はどうもありがとうございました!
舟橋さん)ありがとうございました!
高大連携室では、都立大での研究や教育などの様々な情報を提供するだけではなく、大学選び、学部学科選び、大学進学へ向けての心構え、高校での勉強法などをサポートしています。「都立大生や教員に進路相談をしたい!」「都立大に興味がある!」という方は、ぜひ高大連携室を活用してみてくださいね!
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次回の密着取材レポートもお楽しみに!
【取材・文:人文社会学部人間社会学科 井上雄哉(学生広報チーム)】