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2022.03.25
2021課外活動団体紹介⑧(学生ロボコン部TEXNITIS)

TEXNITIS——0から始める“ものづくり”

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都立大の学生ロボコン部TEXNITIS。コロナ禍において、どのような活動をしているのだろうか。活動内容やロボット製作の魅力などについてお話を伺った。
(2021年12月取材)

キービジュアル
▲ 実際に製作されたロボット
―TEXNITISではどのような活動をされているのでしょうか?

毎年行われる「学生ロボコン」に向けたロボット開発を行っています。
今年度は新型コロナウイルスの影響により大会がオンライン開催となりましたが、この「学生ロボコン」に向けたロボット開発をメインに活動しました。
学生ロボコンに向けた活動以外には、活動報告のための動画制作やロボコン用とは別に大学祭用のロボットの製作を行っています。新型コロナウイルスの流行前、大学祭で模擬店を出店した際には、ドリンクバーロボットを自分たちで製作したこともありました。

―TEXNITISの魅力は何だと思いますか?

純粋にプログラムや設計等に関する技術を身につけたい、ロボットを作りたいという意欲を持った学生が文系理系問わず在籍し、ロボコンを通して楽しく学ぶことが出来る環境があると思っています。多くはシステムデザイン学部機械システム工学科の学生ですが、他にも航空宇宙システム工学科や電子情報システム工学科、さらには経済経営学部の学生も在籍しています。高専からの編入生も入部しています。

―実際にロボット開発はどのように行っているのですか?

学生ロボコンで競う内容は毎年変わるので、競技が発表されたらすぐにアイデア出しを行います。それを基に設計やプログラミングを進めていきます。もともとロボコンに出たいという学生の有志で集まった部活なので、運営は学生だけで行っています。技術に関しては、ロボットを作りながら学んでいくという部分が大きいですね。他には引退した先輩方と設計の記録や工作機械の使い方などを共有しあったり、アドバイスを頂いたりすることもあります。あとはやはり大会に出るにあたって目の当たりにする他校の技術は非常に参考になります。その経験や学んだ技術は自分たちにとっても大事なものなので、ロボコンをやっている学生とSNSで交流したり、情報を集めたりすることもあります。

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▲ 部品製作中の様子、本格的に機械を用いて製作していきます。

―TEXNITISで活動していてよかったと感じるのはどんな時ですか?

大学の授業との繋がりを感じられた時が1つとして挙げられますね。システムデザイン学部の授業で学んだ知識をロボット製作に取り入れられることもありますし、逆にロボット製作の中で得た知識が授業に出てくることもあります。また、普段から実際に自分の手でロボットを動かしているので、実習の授業にも自信を持って臨むことができます。実際にチームでロボットを製作することで、基本的な知識や経験だけではなく、組織運営やマネジメントなどに関するスキルも身についているなと感じます。ロボット製作を通して得た経験は、就職活動の時や社会に出た時にもきっと役立つと思います。

―活動する上での苦労話を聞かせて下さい。

正直、苦労ばかりです(笑)学生ロボコンのルールが発表されたらそのルールを理解して1からアイデアを出すところから始まりますが、実際に製作活動に入っても製作したロボットの9割は思った通りに動いてくれません…。うまく動かない原因を調べて、課題を1つずつ解決していく作業の繰り返しです。苦悩の連続ではありますが、その分、ロボットが上手く動いて、競技できる状態になった時の喜びは大きいですね。  それから、部員数が7人と、他大学と比べても少ないので、何台もロボットを試作することが出来ません。そのため、ロボットを製作する量よりも質を重視しています。実は、昨年度はどんどんロボットを試作して出来の良いものを選ぼうとしたのですが、部員数が少なくて手に負えず、失敗してしまったんです。その反省を活かして今年度は最初から着実に精度の高いロボットを製作して、みんなで改良していきたいと思っています。

―最後に、今後の抱負と新入生へのメッセージをお願いします!

学生ロボコン本戦へ出場した年から5年経過していますので、今の自分たちが作ることのできる最強のロボットで本戦出場を果たし、5年前を超える結果を残したいです。
入部や見学などは、新歓シーズンに限らず随時受け付けておりますので、ロボコンやものづくりに興味がある方はいつでもお越しください!お待ちしております!

少人数だからこそ、部員一人ひとりが持つ技術を最大限に活かすことができる。苦悩した分だけ彼らが得る喜びは大きいだろう。今の自分たちが作ることのできる最強のロボットを追及し続ける彼らの更なる活躍に期待したい。

※コロナウイルス感染拡大に伴い、紹介されている活動の内容等は変更となっている場合があります。

【取材・文:人文社会学部人文学科 大島美桜、 法学部法学科 滝沢友那、 人文社会学部人間社会学科 綾桜子(学生広報チーム)】

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