2年ぶりの「みやこ祭」

開催するための徹底的なコロナ対策

今回の「みやこ祭」では、新型コロナウイルス対策も徹底的に行われていた。学内に入構できるのは学内関係者(一部企画を除く)のみ、出入口も南門のみであった。また入構する際には学生証の確認・検温・消毒、そして関係者を証明する緑色のリストバンドを手首に巻く、といった手続きも必要であった。この対応は「感染者並びにクラスターを出さないため」(めぽ委員長 葛谷季由さん)であり、非常に大学祭への意気込みを感じた。

▲ 入場口で配布されるリストバンド（写真左） ▲ 各企画に設けられている受付（写真右）

それでも「大学祭」らしく

「ただこのような状況下でも大学祭らしい事を行いたい」(めぽ事務局長 古川颯大さん)という強い気持ちのもと、ミスコン、秋音祭（音楽系の部活動・サークルのステージ）、Music Festival（野外ステージ）など多くの企画が行われた。

ミスコン

今回から運営団体がイベントサークルp!eceとなり、今まで対面で行ってきたイベントが出来ない中、「出場者・関係者全体で一致団結して多くのイベントを行ってきた」と集客局長である橋野さんは語った。
「今まではTBA制作委員会さんが行ってきたが、今回p!eceで初めて運営することとなった。このコロナ渦で、どうイベントを盛り上げ、出場者を輝かせる事ができるのか試行錯誤した。」
出場者・運営者どちらも様々な努力を積み重ね、出場者の一人はライブ配信でランキング1位を獲得する、出場者並びに運営のSNSのフォロワーが増加するなど、過去にはなかった多くの収穫も得た。
実際に筆者も当日(2日)拝見したが、出場者皆さんの表情が輝いており、スピーチの内容・ステージに立つ出場者の姿を見て筆者自身も元気・勇気を頂いた。出場者並びにp!eceの皆様の今後の活躍を楽しみにしている。

都立大ミスコン2021 Instagram

都立大イべント制作委員会p!eceInstagram

▲ ミスコン当日の様子

Music Festival（外ステ）

1日・3日の2日間、生協広場の特設ステージでMusic Festivalが行われ、軽音楽サークルを中心として約20組のコピーバンドが出演した。 　筆者も出演させていただいたが、2年ぶりという事もあり、筆者含め多くの出演者は外で演奏できる喜びを感じながら演奏していた。また今回は学外者の方にも見て頂けるよう、演奏の様子をYouTubeで配信した。次回以降も続けていくということであり、来年度はより多くの方々に見て頂けることを期待している。

▲ Music Festival当日の様子

これからの「みやこ祭」のために

無事に成功を収めることが出来た「みやこ祭」。しかし、めぽの皆さんは今後を見据えている。
「今年はコロナ対策を含め、今までとは異なる準備をしなければならなかったため、学生含め学校関係者の方に負担をおかけした。来年に向けて今年度の経験をどう活かすか。それが一番の課題です。」（めぽ事務局長 古川颯大さん）
「全てを例年通りに戻すことは難しい。しかしできるだけ例年の形式に戻し、地域の方や高校生など多くの方が来場できる環境を作っていきたい。コロナの影響もあり活動するメンバーも少ない。ここからがまたスタートです。」（めぽ委員長 葛谷季由さん）
大学祭は学内者だけのモノではなく、高校生や地域の方々など多くの方の協力があり成り立つモノである。そして大学祭は大学広報含め、多くの役割を担っている。来年度、そしてこれからの「みやこ祭」が続いていくように、めぽ並びに関係者の方を引き続き応援していきたい。
第17回みやこ祭公式 （http://miyakomatsuri.com/ ）

(左)大学祭実行委員会 委員長 葛谷季由(かつや きゆ)さん（法学部2年）
(右)大学祭実行委員会 事務局長 古川颯大(ふるかわ そうだい)さん(法学部2年)