2022.03.25
※2022年3月以前に都立大HP「People都立大人」に掲載された記事のアーカイブ記事です。
学生広報チーム OBOG取材Vol.1 「自分が地元に一番貢献できる方法は何か」
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【2020年3月27日掲載記事】
首都大のOBOGは今どうしているのだろう?どこでどのような活躍をしているのだろうか?そんな誰しもが一度は思うような素朴な疑問から始まったこの企画。OBOGの方にインタビューをさせていただき、学生時代をどのように過ごしたのか、現在どのように活躍しているのかを聞く。現役学生の将来の展望に繋がるきっかけ、OBOGの方々が互いに活躍していることを認識するきっかけになればいいなぁという思いを胸に、いざインタビューに臨む。
今回取材に応じていただいたのは学生広報チームの前代表である奈良朱子さん。青森からお越しいただいた。学生時代は経営学系に所属し、課外活動では体育会サッカー部で華麗なシュートを決めていた・・・・・・選手たちをバリバリサポートする敏腕マネージャー。あたたかい飲み物を楽しみつつ、さっそく本題へ。
登場人物
■取材対象者(首都大OG)
奈良 朱子(Nara Akane)
青森県出身。都市教養学部経営学系(現在の経済経営学部にあたる)に所属。学生時代は体育会サッカー部でマネージャーを務め、学生広報チームでは2代目の代表を務めた。現在は青森県の観光振興に携わっている。
■インタビュアー(学生広報チーム)
長野 由佳(Nagano Yuka)
都市教養学部経営学系4年。
学生広報チーム最後の一期生であり現代表。今年度新たな企画に挑戦し、学生広報チームの活躍の幅を広げた。奈良さんとは学生広報チームで約2年間一緒に活動。プライベートでも仲良し。
黒須 康太(Kurosu Kota)
都市環境学部自然・文化ツーリズムコース3年。学生広報チーム3期生で次期代表。首都大全体の広報を考え、日々新たな取り組みやアイデアを検討。奈良さんとは約半年間学生広報チームで一緒に活動。
刺激をくれる友人たち、卒業後も残るつながり
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黒須
本日は遠いところからお越しいただき本当にありがとうございます。早速ですが、まずは奈良さんの学生時代の1番の思い出を聞かせてください! -
奈良さん
やっぱり部活かなあ。組織作りについて毎日みんなで考えまくったのが印象に残っています。私の場合はマネージャーだったので、サッカー部でサッカーをせずにどう勝利に貢献するかっていうのが難しくて。考えていく過程でできた自分の軸みたいなものが今も支えになっています。行動に移してみる大切さはサッカー部で教えてもらいました。 -
黒須
奈良さんならやっぱり部活ですよね!今でも当時のチームメイトと交流があるんですか? -
奈良さん
今もたまに会って刺激をもらっています。後輩たちの試合結果とかも見ています! -
黒須
卒業してからも大学時代のつながりが持てるってうらやましいです。社会人になっても首都大の記事や情報は見ているんですね! -
奈良さん
結構見ていますね。もちろん学生広報チームの記事も見てるよ(笑) -
長野&黒須
頑張ります(笑)
もっと勉強しておけばよかった!
-
黒須
次の質問をさせていただきますね。また学生時代、何かやり残したことってありますか? -
奈良さん
やり残したこと・・・私は今観光の仕事しているんですけど、観光経営副専攻の授業をいくつか受けておけばよかったかな。就活して4年の春に進路が決まるまでに幅広く色々な分野を勉強しておけばよかったなと思います。 -
黒須
勉強か・・・今の仕事に活かしたいからこそ学んでおけばよかったということですよね。 -
奈良さん
そうそう。研修の機会はあるんだけど、大学の授業はさらに専門的だから教養としてもっと学びたかったし、社会に出てから人と話すときに教養があった方が、話が弾むから・・・今になって教養のなさを痛感しています(笑) -
黒須
僕もまだまだ勉強しなきゃなって思います(笑)大学時代思い出に残っている授業はありますか? -
奈良さん
真剣にやっておけばよかったなって思う授業はたくさんある(笑)統計やマーケティングは今の仕事に直結する部分もあるので学生のうちにもう少し物にしておきたかったですね。 -
黒須
なるほど。真剣に聞くとためになる授業、たくさんありますよね! -
長野
課外活動でやっておいてよかったことはありますか? -
奈良さん
バイト!接客のアルバイトはやっておいてよかった! -
黒須
へー!そうなんですね,バイトかぁ -
奈良さん
今の仕事は新しいイベントを企画することが多くて、色々な方に協力を仰ぎに行ったり、実際にお客様と接することもあったりするので、アルバイトでの接客の経験は大きいですね。 -
長野
なるほど。直結しているんですね!
地元に貢献したい
-
黒須
現在のお仕事について、やりがいや楽しさをぜひ語ってください!! -
奈良さん
語る・・・難しい(笑)2021年は東日本大震災から10年の節目の年で、東北6県では国内最大規模の観光キャンペーンもあります。自分が働くようになって、10年目の節目の年に東北の観光のお仕事に携われていることはとてもやりがいがあります。もっともっと盛り上げられるように頑張りたいです。「観光の仕事は元気じゃないとできない」と言われているので、その言葉通りのびのび働かせていただいています(笑) -
黒須
そうか、今年はオリンピックで、来年は東日本大震災から10年と、節目の年が立て続けに来るのですね! -
長野
そういえば、そもそもどうして観光業界に入ろうと思ったんですか? -
奈良さん
少し矛盾してしまうかもしれないけど、就活のときは観光に絞っていたわけではなくて、地元に帰るっていうことだけ決めて就活していました。自分の力を地元に還元したいっていう気持ちが強かったので。就活では金融とかメディアとか色々受けていました。結果、一番生き生きして見えたのが観光のお仕事だったかなぁ。若い人の勢いみたいなものが前面に出てくる場所が、東京ほど多くないんじゃないかと思っていた中で、今の地域活性のお仕事はそういう勢いや思いがある方たちに会う機会が多いので、とても楽しいし勉強になります。 -
黒須
地元に絞った理由っていうのは、やっぱり地元への愛でですか? -
奈良さん
そうだね~。東京に出ることを決めたときに、将来は東京で学んだことを地元に持って帰ってこようっていうのはぼんやりありました。東京に来てみて、都会でしかできないような仕事もあるんだなとは思ったんだけど、天秤にかけた時に地元が勝ったので帰ったっていう感じでした。 -
黒須
奈良さんの地元、素敵ですもんね~。東京で学んだからこそ、視野が広がったのでしょうか? -
奈良さん
それはあります!地元の大学に進んで地元の会社に就職していたら、自分の興味もここまで広がっていなかったと思います。首都大は入学してある程度教養を深めてから自分が専門的に学ぶ分野を選べたり、外部から色々な分野の講師の方を招いた授業があったりと、幅広く学べる環境があるから、首都大に出てきて本当に良かったなって思う。 -
黒須
学べる環境があるって大きいですよね。僕はあんまり学んでいる方ではなくて、何も言えないですが(笑) -
奈良さん
それでいいと思う!やっぱり興味を持って履修した授業の方が覚えているしね! -
長野
やりたいって思ったときにできるのがいいですよね!
良い意味で「馴染まずに」
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黒須
今後の目標や、将来ビジョンについて聞かせてください! -
奈良さん
地元を更に元気にしたいっていう思いが根っこにあるので、地元の力になれることをどんどん行っていきたいです。若いうちに帰ることが、地元を活気づかせる一番の手段かなと思っていたけど、そこにいるだけではただ馴染んでしまうし・・・良い意味で馴染まずに、地元にいい影響を与えられるようになっていきたいです。 - 長野深いですね。新しい動きのある業界で働く上で、向上心は重要ですよね
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奈良さん
そうだね。東京の友達にも本当に刺激をもらっているので、変わらず大事にしていきたいかな。
▲ 首都大OGの奈良さん
都立大になっても
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黒須
ありがとうございました。最後に、首都大生に向けてメッセージをお願いします! -
奈良さん
恐れ多い(笑) でも、学生広報チームの活動の中で、首都大を〇〇で盛り上げたい!っていう団体に沢山会ってきたので、それは都立大になってからも続いてほしい伝統だなと思います。学生広報チームもこれから益々頑張ってね! -
長野&黒須
はい!ありがとうございます!
奈良さん本当にありがとうございました!今後のご活躍を祈念しております。
【取材・文:経営学系 長野由佳、自然文化ツーリズムコース 黒須康太(学生広報チーム)】