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2022.03.25
※2022年3月以前に都立大HP「People都立大人」に掲載された記事のアーカイブ記事です。

ロボコン部 TEXNITISの秘密に迫る

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【2020年3月16日掲載記事】
ー2019課外活動団体紹介⑥(TEXNITIS)ー
学生広報チームが、ロボコン団体TEXNITISへの取材を行いました。TEXNITISの代表 北島さんに活動内容や大会、今後の目標についてインタビューさせていただきました

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Q.TEXNITISとはどんな団体ですか?

2016年10月に立ち上げられた、『NHK学生ロボコン』への出場と優勝を目指しているロボット製作団体です。部員数は現在14名(その内現役活動を行っているのは10名)で、主に理系の学生が在籍しています。最近では、経済経営学部の学生も加入しています。私たちは日野キャンパスで活動しており、部室でロボットの設計・開発・製作を行っています。

Q.『TEXNITIS』とはどんな意味が込められているのですか?

ギリシャ語で職人という意味です。

Q.具体的な活動内容を教えてください。

毎年6月に行われる『NHK学生ロボコン』に向けて、週に4日の頻度で活動しています。4月には新入生に対しての設計ソフト「CAD」やプログラミングの教育、ロボコンの1次・2次ビデオ審査のためのロボットの設計開発と製作や動画制作をおこなっています。また、11月に行われるみやこ祭にも毎年出店していて、そのための企画やロボットの製作を行っています。

Q.どのようにロボットを製作されているのですか?

『NHK学生ロボコン』の要綱を読み込み、どのようなロボットを製作するかのアイデアを出し合います。その次に、設計・制御・回路・加工と4つの工程に分けて製作を行っていきます。そうして製作したロボットを、検証実験を経て改良していきます。

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▲ パーツ製作に用いる3Dプリンター

Q.活動で苦労していることはありますか?

活動の拠点は日野キャンパスですが、1,2年生は南大沢にいるので部員の確保に苦労しています。

Q.ロボットを作るときに工夫していることはありますか?

ロボットの製作は役割分担をしているので、なるべく担当していない人が見て分かるように作ることを各自心掛けています。

Q.2017年に『NHK学生ロボコン』に見事出場されていますが、その後の大会はどうですか?

2018年と2019年は残念ながら2次審査で落選しています。
2次審査はビデオ審査で、1次の書類審査を通過したチームから約半分に絞られます。狭き門かは分かりませんが、人手不足でロボットを組み立てるのが遅れてしまい、実地プレイをあまりすることが出来ないため、2次審査を通過することが厳しい状況です。

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▲ NHK学生ロボコンに出場したときのロボット

Q.今後の目標を教えてください。

やはり『NHK学生ロボコン』に出場することが第一目標ですが、その前に、2次審査までにロボットをしっかり作り上げることを課題として掲げています。
2020年はラグビーが競技テーマで、ボールを長く飛ばせるように改良を行いながら着々と準備を進めています。次こそは出場できるように頑張ります。

Q.最後に一言お願いします。

私たちTEXNITISの活動拠点は南大沢ではなく日野キャンパスとなりますが、部室をいくつか所有しながらのびのびと製作を行うことが出来ます。ロボットが動いたときはやはり嬉しく、感動します。製作過程は改良を重ねる日々で大変ですが、その分やりがいが感じられ、学生時代に非常に貴重な体験が出来ます。
皆さん、ぜひTEXNITISに入って一緒に『NHK学生ロボコン』を目指しましょう。

沢山のアイデアが書き出されたホワイトボード
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部室には3Dプリンターや沢山の機材、ホワイトボードには沢山のメモ書きがあり、努力の形跡だらけでした。その努力が『NHK学生ロボコン』出場として実を結んでほしいと心から思いました。

皆さん一緒に応援しましょう。また、ロボットに興味がある人は、一度日野キャンパスの部室に足を運んでみてください。

【取材・文:情報通信システムコース 高橋大翔、法学系 大屋 萌恵(学生広報チーム)】

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