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2022.03.25
※2022年3月以前に都立大HP「People都立大人」に掲載された記事のアーカイブ記事です。

首都大学東京少年少女サッカー大会~川淵三郎杯~開催!

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【2019年1月25日掲載記事】
12月15日、16日、公立大学法人 首都大学東京主催((一社)八王子サッカー協会主管・FC東京協賛・体育会サッカー部協力)の首都大学東京少年少女サッカー大会~川淵三郎杯~が南大沢キャンパス球技場にて小学校3年生対象に開催されました。この大会は首都大学東京前理事長であり、Jリーグ初代チェアマンである川淵三郎氏の理事長在任中に設立された大会で、今回で4回目の開催を迎えました。

キービジュアル
優勝盾、優勝カップ
大会1日目

今年の参加チームは、前回大会準優勝の白百合SCを筆頭に、シルクロードSC、鑓水SC、FC.COLORS、南大沢FC、館町SC、大和田SC、八王子愛宕FCの8チームで行われ、人口芝のピッチで熱い戦いを繰り広げていました。
1日目は、2つのグループによるリーグ戦形式の試合が行われ、翌日に向けて選手達は懸命にボールを追いかけていました。初日は、シュートを外しても貪欲にゴールを目指すプレーや、仲間を鼓舞するような声掛けをする選手が多く見られ、小学3年生のサッカーに対する熱い気持ちが存分に伝わってきました。
1日目の試合結果により、7位決定戦が南大沢FC V.S. 白百合SC、5位決定戦がFC.COLORS V.S. 八王子愛宕FC、3位決定戦が鑓水SC V.S. 大和田SC、そして決勝戦はシルクロードSC V.S. 館町SC、共に無敗同士の楽しみなカードとなりました。

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▲ 八王子愛宕FC V.S. 大和田SC 整列で入場

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▲シルクロードSC V.S. 南大沢FC ゴール前の攻防 ▲FC.COLORS V.S. 鑓水SC 激しい球際を争う

大会2日目

2日目は順位決定戦が開かれました。肌を刺すような風が吹く中、小学生たちはピッチを駆け抜けます。
初めの2試合では5位決定戦(FC.COLORS V.S. 八王子愛宕FC)と7位決定戦(南大沢FC V.S. 白百合SC)が行われ、続く2試合では決勝戦(シルクロードSC V.S. 館町SC)と3位決定戦(鑓水SC V.S. 大和田SC)が行われました。どの選手も必死にボールを追いかけ、応援する保護者の方々にも熱が入ります。
会場の熱気も高まってきたところでついに決勝戦が始まります。シルクロードSC V.S. 館町SC。どちらも実力者揃いで、全勝でリーグを勝ちきり、決勝戦に臨んでいます。予想された通り、決勝戦は接戦となりました。前半、開始早々に館町SCが攻め込みます。右サイドからクロスを上げシュートするもキーパー正面。この後も前半は館町SCが攻め続け、シルクロードSCは攻めきれずに前半を折り返します。迎えた後半、前半とは打って変わりシルクロードSCが攻めます。しかし点を取るには至らず試合時間は残り4分。このまま延長戦かと思われたその時、コーナーキックからのボールを押し込みシルクロードSCが先制!この点が決勝点となり結果は1-0でシルクロードSCが優勝しました。
「八王子市でも大きな大会で勝ちきれて嬉しい。自分のアシストで点が取れたことも良かった。みんなでつかんだ勝利。」(シルクロードSC はるとくん)
全試合が終了し、結果は以下のようになりました。
1位:シルクロードSC、2位:館町SC、3位:大和田SC、4位:鑓水SC、5位:FC.COLORS、6位:八王子愛宕FC、7位:南大沢FC、8位:白百合SC
喜びに満ちた笑顔もあれば、悔しさのあまりうつむく姿もありました。どのチームも全力を出し切った大会でした。

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▲ 南大沢FC V.S. 白百合SC シュートシーン ▲ シルクロードSC V.S. 館町SCゴール前での攻防

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▲ 優勝し喜びにわくシルクロードSC

大会終了後

大会終了後プロサッカーチームであるFC東京によるサッカークリニックが行われました。
FC東京のコーチと首都大学東京サッカー部の部員が小学生を指導します。チームの垣根を超えて4チームに分かれ、それぞれが異なるメニューで練習しました。FC東京のコーチの方の言葉を即座に理解し、実行できる小学生たちの理解力や協調性、適応能力には驚かされるばかりでした。先ほどまで敵同士で戦っていた相手と仲良く楽しくボールを追う姿には、サッカーの素晴らしさ、スポーツの素晴らしさを感じました。あっという間に過ぎてしまった約1時間半のサッカークリニック。小学生の顔には笑顔と達成感がありました。
「大学という枠組みの一歩外に出て社会貢献活動ができたことはサッカー部にとっても良い経験。地域のために、そして自分たちサッカー部のために、今後もピッチ上で結果を出すとともに、ピッチ外での社会貢献活動を積極的に行っていきたい」(サッカー部主将:西岡さん)
大学生にとっても貴重な経験になったようです。
今回の川淵三郎杯とサッカークリニックでは、勝敗を競うこと、技術を向上させること以上のことが得られていたように思います。こういった活動が首都大学東京全体に広がり、たくさんの人から応援してもらえる、愛される大学になっていけたらと思います。

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▲ サッカークリニックの練習風景

【取材・文:システムデザイン学部 牛丸裕貴、人文社会系 黒須康太(学生広報チーム)】

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