胸を張って3月へ
【2018年2月10日掲載記事】
2月10日、首都大学東京 南大沢キャンパス生協食堂にて、キャリア支援課主催「OBOG交流会」が行われました。
「OBOG交流会」とは
「OBOG交流会」は在学生の就職支援を主な目的として、社会で活躍する首都大学東京の卒業・修了生(OBOG)の協力のもと、毎年度実施されているイベントです。今年度は全3回開催され、今回はその第2回です。いずれの回も、生協食堂を貸し切って開催されており、学生がOBOGに自由に話しかけられるというフリー交流会形式。今回は学部3年生・大学院博士前期課程1年生を中心とした学生133名と、幅広い業界・年代から集まったOBOG57名が参加しました。
交流会は2時間という長丁場でしたが、会場の賑わいが途切れることはなく、学生は会場内に待機するOBOGを自由に訪問し、メモを取りながらそれぞれ思い思いに質問をしていました。OBOGもその熱意に応え、自身の体験談をもとに親身になって語りかけていました。なかには終了後も会場に残り、交流を続ける方々も多数見受けられ、3月1日からの企業の広報活動解禁を目前に控えた後輩達に熱いエールが送られました。
実は今回取材を担当した我々も、参加学生と同様に就職活動を行っています。「就活生」としての目線も踏まえ、参加したOBOGや学生達から話を聞いてみました!
普段の雰囲気とは違った賑わいを見せる生協食堂
OBOGに聞いてみました!
Q.1 参加にあたっての想いを聞かせてください!
- 自分が就職活動を行っていたときに苦労したので、困っている後輩がいるなら役に立ちたい(証券会社勤務)
- 大学のキャリア支援課にお世話になったので、イベントに参加することで恩返ししたい(旅行会社勤務)
- 本音を伝えたい。そして、後悔しないようにキャリアを描いてほしい(通信会社勤務)
- 後輩と話すのが好きで、気軽に話しに来た(就職情報会社勤務)
Q.2 首都大生に向けて、就職活動のアドバイスはありますか?
- キャリア支援課のサポートはとても役に立ったので、ぜひ活用してほしい(メーカー勤務)
- 真面目で優秀な分、少し大人しい印象があるため、自信を持って強気に勝負してほしい(海運会社勤務)
- 総合大学という利点を活かし、他学部の学生と情報交換をしながら、就職活動を進めてほしい(就職情報会社勤務)
学生に聞いてみました!
イベントに参加した感想を聞かせてください!
- 志望する企業で実際に働く先輩に会えて、とても貴重な時間だった。
- 入社後のギャップや給与等、OBOGだからこそ聞けることを沢山聞けた。
- インターネット上に情報はたくさんあるが、実際どうなの!?という疑問や不安を解消できた。
- 名刺を頂けることもあったし、その企業・業界に関する資料を作って持って来てくださる方もおり、OBOG達からのエールを感じた。
- どんな質問をして良いかわからなかったが、OBOG側から色々な話題を振ってくれたので話しやすかった。
- お菓子や飲み物なども置いてあり堅苦しい雰囲気ではなかったので、とにかくフランクに話すことができた。
後輩達に丁寧にアドバイスを送る
イベントを主催したキャリア支援課の担当者からも話を聞きました
「近年、就労感の変化・SNSの浸透等の影響を受け、就職活動の方法も多様化しており、我々が行うサポート内容の組立も難しくなってきています。そんな中でも、同じ大学のOBOGという存在の重要性は変わりません。後輩の支援に協力いただける方も年々増加していることもあり、今年度の交流会は、できるだけ多くのOBOGに参加いただける形で企画しました。座学のセミナーと違い、『自ら話しかける』という形式なので、社会人として大事な要素である「主体性」や「積極性」を身につけてもらうという狙いもあります。
参加した学生の皆さんは、今回の経験を糧に、納得のいく進路に就けるよう頑張ってほしいですし、卒業・修了後も、OBOGとして後輩の支援に協力してくれると更に嬉しいですね。」
最後に
「OBOG交流会」は、1日にたくさんの先輩にお会いでき、様々な情報を得られるイベントでした。2月という開催時期も、3月からスタートダッシュを切るための良い機会であったのではないでしょうか。
実際に筆者も複数名のOBOGと話をさせてもらいましたが、どの方もとても気さくで、優しく接していただけたことが印象的でした。業界・企業についてのリアルな話から私たちを鼓舞するようなメッセージまで、時に笑いを交えてお話しいただき、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。
全3回の交流会を通して、参加されたOBOGは150名以上にのぼるそうです。複数回参加してくれた方もいらっしゃると聞き、先輩方の存在の心強さを実感しています。
今後より規模が大きくなっていくイベントであると期待されますので、後輩達にも是非勧めていきたいです。今回参加した我々も、OBOGの熱い想いを無駄にしないよう、そして悔いの残らないよう、就職活動を行いたいと思います!
【取材・文:都市教養学部 奈良朱子、都市教養学部 志水梨紗、システムデザイン研究科 小林航大(学生広報チーム)】