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2022.03.25
※2022年3月以前に都立大HP「People都立大人」に掲載された記事のアーカイブ記事です。

祝 伝統の府大戰大勝利!! 〜勝った!払った!!雪辱を!!!〜

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【2017年8月1日掲載記事】
7月7,8,9日、第65回大阪府立大学・首都大学東京総合定期戦(開催校が後になるのが通例)が開催され、3日間を通して24の体育会所属部活動が熱戦を繰り広げました。
昨年は2ポイント差の惜敗を喫しましたが、今年度はホームで16−12の4ポイント差での勝利を飾りました。府大戦結団式に続き、「学生広報チーム」が戦いの様子を取材しました!

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両校の体育会所属部活動が一堂に会しての開会式 いよいよ熱闘開幕!!
【開会式】<今年の優勝旗はどちらの手に!? 伝統の一戦開幕>

7月7日、首都大学東京南大沢キャンパス内のアリーナにおいて第65回大阪府立大学首都大学東京定期戦の開会式が行われた。両校の学長や実行委員長の挨拶などのプログラムの中で、開会式では大会史上初めて、本戦の前哨戦として日本綱引協会から審判をお呼びしての本格的な「綱引き」が行われた。
審判の合図により、屈強な体育会各部から選出された精鋭たちが、両校の学生の意地をかけ、一本の綱を力いっぱい真剣に引く姿はとても見応えがあるものであった。結果は、開始直後から優勢であった首都大学東京が最後まで圧倒し、見事に前哨戦を勝利で飾った。 式の終盤では両校の応援団による「果たし状の交換」(この定期戦は、昭和28年、突然旧大阪府立大学の学生が都立大の窓口に現れ、定期戦の開催を大阪弁で熱く申込んだのが始まりだと言われている。#2000年みやこどり府大戰特集号p7 付録:府大戰のはじめより)、最後にエール交換を行い、伝統の定期戦が始まった。

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▲ 大会史上初・本戦の前哨戦として行われた綱引き。両校の意地と意地のぶつけ合い!

【ハンドボール】<府大戰初戦の快勝! 総合優勝へ弾みを付ける大きな一勝!>

第65回府大戦エキシビジョンマッチとして挑んだ今試合。「ロングシューターが多いチームなので迫力あるシュートが見どころだ」と部員は話していた。前半では開始早々府大側の連続得点に押され、首都大がタイムアウト。その後は逆に首都大が#13石島(人社3年)の連続得点で巻き返し始めた。流れをつかんだ中盤以降は、主将の#2柴田(知能3年)の速攻や#15至極(経シス3年)、#23館野(化学2年)のロングシュートが決まり逆転に成功、前半を13-12で終えた。続く後半戦では開始15分頃まで#10佐藤(情通3年)、1年生#8荻原(法1年)の得点や、1年生キーパー#12半田(基盤1年)の好セーブもあり、首都大・府立大ともに譲らない拮抗したゲームが続いた。
終盤、疲れの見えた府大のミスを見逃さず、#4佐々木(基盤4年)のボールさばきから首都大が一気に畳み掛ける。最後は主将柴田のダメ押しで、試合終了。エキシビジョンマッチとして多くの注目を浴び声援が飛び交う中、30-23で見事首都大が一つ目の勝利を飾った。

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▲ ゴール後のガッツポーズ #2 柴田 選手

【男子バレーボール】<下克上まで、あと一歩!>

男子バレーボール部は、府大にはここ何年も勝てていないということから、春リーグの終了後、第一目標として「府大戰勝利」を掲げて練習に取り組んできた。 ただ、今年の府大チームは高さがあり穴の少ないいいチームであった。序盤から相手のブロックや巧みなスパイクでペースを崩され、第1セット・第2セット共に簡単に落としてしまった。 流れが変わったのは第3セット。去年の府大戰を経験したものが少なく、1年生と2年生がスタメンの半分以上を占める若いチームがようやく調子を上げ、次第に自分たちの攻撃に持っていき、その流れのまま第4セットも逆転で勝ち、勝負の第5セットへと試合はもつれ込む。しかし、普段2セット先取の試合を行なっている首都大は、3セット先取に慣れている府大に体力と地力の差を見せつけられ、残念ながら敗北となった。
秋リーグまであと約2カ月。春リーグは昇格まであと少しだっただけに、この試合での健闘を経験した秋リーグには期待が持てそうだ。また、試合中盤から出場した主将の山添だが、彼がコートに立つとチームに勢いがついたように見えた。彼が牽引するチームの秋リーグに注目したい。

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▲ 気迫のブロック!! #1 都筑 選手、#2 井口 選手

【男子バスケット】<いくぞ4部へ、見えた昇格への道!! 勝利 79−66>

男子バスケットボール部は、昨年は府大のホームゲームで惜しくも敗れてしまっていた。そのため、今年は昨年の借りを返すつもりで首都大ホームの府大戰に臨んだ。
試合前半、タイトなディフェンスから相手のミスを誘い、積極的な攻めで得点を重ね、スコアは46対27と大差をつけ試合を折り返した。しかし3Q開始直後、こちらのミスから府大に流れを掴まれてしまい、3Q終了時点でスコアは54対48と差を縮められてしまった。 「まだ試合は終わっていない、まずはディフェンスから。」と気合を入れ直し、会場全体の応援がヒートアップする中、4Qは再びディフェンスから入った。そこから優位に試合を運ぶことに成功。その結果、最終スコア79対66と府大に勝利し、昨年の雪辱を晴らした。

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▲ ゴール前の攻防! 左 #16 大月 選手

【アイスホッケー】<首都大ホッケー部 強敵府大に屈す! 0−3>

府大戰2日目、東伏見駅にあるダイドードリンコアリーナにて、府大戦の中で最も多くの観客を集めるアイスホッケー部の試合が行われた。試合は第1ピリオドに府立大に先制を許すものの、第2ピリオド終了時まで点差を守り抜き0-1と粘りを見せた。しかし試合の流れを掴みきれず、第3ピリオドに2点を追加され0-3で敗れた。この試合中、リンクの上を縦横無尽に駆け回った選手達の中で特に眼を引いたのは、GK#68松鵜(経3年)選手とエース#11三津(法4年)だ。松鵜選手は幾度となく訪れたピンチで好セーブを連発し、その姿はゴール前を任される守護神そのものであった。三津選手は両軍の中でも群を抜くテクニックで敵陣にパックを運び、チャンスを演出した。試合には敗れたものの、観戦中時間が経つのを忘れるほどの熱戦が繰り広げられ、まさに伝統の定期戦を締めくくるに相応しいものとなった。 私自身、アイスホッケー部の試合観戦は7戦目だが何度見てもやはりスピード感や迫力が満載であった。今後の首都大アイスホッケー部に注目し、機会があれば是非観戦してみてほしい。

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▲ 左:“守護神”#68 松鵜 選手右:“主将”#77 大谷 選手

【閉会式】<熱戦の閉幕 本学の4ポイント差での大勝利>

7月9日、首都大学東京南大沢キャンパス内のアリーナにおいて、第65回大阪府立大学首都大学東京定期戦の閉会式が行われた。 両校の体育会各部の学生たちが整列する中、試合結果が発表され、16-12(24団体中 硬式テニス、弓道、柔道、ソフトテニスは男女別)での首都大学東京の勝利が伝えられると、会場は本学学生の歓喜の声に包まれた。
その後、応援団の指揮の下、首都大学東京「学友歌」、大阪府立大学「学生歌」を斉唱し、両校の学生たちは互いの健闘と来年度大阪の地での再会を約束した。

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▲ 「笑顔の大勝利」に沸く閉会式
(左から 体育会本部 府大戦準備委員長 深澤君、体育会本部 委員長 家田君、副委員長 吉原君)

【取材・文:経営学系 吉田哲也、法学系 渋谷奏里、法学系 藤田雅貴、法学系 加瀬林祐之(学生広報チーム)】

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