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2024.03.15
都立大生 My FAVORITE PART3

都立大生の「学科・専攻ならではの必需品」

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都立大生のお気に入りなものを紹介!
第3弾は、学生3人に学科・専攻ならではの必需品について、使う場面や便利だと感じるところを教えてもらいました。

キービジュアル

学科・専攻ならではの必需品 ポケット六法

ポケット六法
法学部 法学科 1年 原 くるみさん
原 くるみさん

「ポケット六法」は、友人から授業ですぐ必要になると聞き、入学式の帰りに購入したものです。私は地方自治への興味から公務員を目指すようになり、法学部に入学したのですが、1年次から民法をはじめ、刑法、憲法など必修科目が多く、毎日のように「ポケット六法」を活用しています。この授業で詳しく知ることになった刑法や憲法は、最近の事件を取り上げてくれるので、興味がわくようになりました。講義では、パソコンを使うより「ポケット六法」で調べながらプリントやノートに書き込む方が自分に合っているので、傍らにいつも備えています。ポケットというほど小さくはないのですが、毎日見ているからか、ピンクの表紙も可愛くて、今ではすっかり愛着がわいています。

学科・専攻ならではの必需品
植物採集アイテム チャック付きポリ袋/地下足袋/根ほり

植物採集アイテム チャック付きポリ袋/地下足袋/根ほり
理学研究科 生命科学専攻 博士後期課程 2年 米岡 克啓さん
米岡 克啓さん

私が所属しているのは、生物の多様性を学ぶ植物系統分類学研究室です。野外で植物採集をする機会が多く、その際に欠かせないアイテム3点を紹介します。植物採集の際は、可能な限り元の自然な状態を保つことが重要です。そこで必需品となるのが「チャック付きポリ袋」。植物がしおれて標本価値が下がらないように保存するためのものです。私の研究では、シダ植物の配偶体を保存するための小さいサイズから、胞子体(葉)が入る大きいサイズまで必要になるのですが、この袋は様々なサイズバリエーションがあり便利です。「地下足袋」は、湿地や水辺、急斜面でも便利で、尊敬している先生方が愛用されていることから、自分も使いはじめました。慣れるまでは大変でしたが、今では足裏から伝わるわずかな環境変化を読み取ることができるようになり、研究対象種の探索に役立っています。「根ほり」は、植物の根などを断ち切るための道具です。私が使っている根ほりは、先端部だけでなく両サイドまで刃物状なので、固い地面でも深くまでしっかり刺さります。亜熱帯の藪の中に分け入る時や、薪を調達する時にも役立っています。日々、植物採集のアンテナを張っているため、これらの必需品の中でも「チャック付きポリ袋」の大小の2サイズは普段から持ち歩いています。

学科・専攻ならではの必需品 冊子の英和辞書

冊子の英和辞書
人文社会学部 人文学科 3年 鈴木 理子さん
鈴木 理子さん

私が冊子の辞書の利用を始めたきっかけは、大学3年次に履修した言語哲学に関する演習授業です。昔から英会話は好きだったものの、英語の文法や語彙の修得などには苦手意識を持っていました。授業で英語の文献を読むことになり、「一覧性に優れた冊子の辞書は例文の参照を通じて用法を把握しやすく、英語の勉強一般に役立つ」という先生のすすめもあって購入しました。実際に使ってみると、確かに複数の用法を一気に比較しやすいと感じます。「for」のような基本的な単語は多くの例文が書かれていて、小さい画面の電子辞書では一目で用法の違いを理解することは難しいですが、冊子の辞書なら課題文と同じ用法や用例をとても探しやすいです。不思議と苦手意識も解消され、辞書を使うことに楽しさすら感じるようになりました。今では、辞書を開くたびに英語学習が深まっていることを感じています。

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