2023.10.31
都立大キャンパスサポーターズ Vol.2
国際学生宿舎 レジデント・アシスタント
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「キャンパスサポーターズ」は、学業と並行して大学運営や授業支援などにも従事している精力的な学生を紹介する企画。 今回は国際学生宿舎で留学生と一緒に生活しながら、留学生の日常的なサポートを行うレジデント・アシスタント。現在、活動中の学生2名に、具体的な活動内容ややりがいについて、話を聞きました。
渡邉 虹羽(わたなべ こうわ)さん
経済経営学部経済経営学科 経営学コース 3年
東京都立青梅総合高等学校 卒業
金田 真緒(かねだ まお)さん
人文社会学部人文学科 英語圏文化論教室 3年
神奈川県立多摩高等学校 卒業
留学生と共に生活しながら国際交流できる貴重な体験
レジデント・アシスタントに応募したきっかけは?
渡邉さん
入学当初から一人暮らしを希望しており、当時、国際学生宿舎に空きがあり在学生も入居できると聞いて、1年次の夏に入居しました。とても住み心地が良く住み続けたいと思ったので、同年12月のレジデント・アシスタントの募集に応募しました。両親も、単に一人暮らしをするより、様々な国の留学生と交流することで学べるものも大きいだろうと、賛成してくれました。
金田さん
私は、もともと英語に興味があったのですが、入学当初からコロナ禍で留学もできず何をやるべきか悩んでいたんです。そんな時、レジデント・アシスタントについて知り、海外に行かずに国内で国際交流ができるところに魅力を感じて応募。家族には資料を見せて魅力を伝え、しっかりプレゼンしたので、良い寮だと安心してもらえました。
主にどんな活動をされているのですか?
渡邉さん
主に、新入居の留学生に宿舎内を案内して、共用スペースのルールや部屋の使い方をレクチャーしています。必要があれば、役所等に提出が必要な書類のサポートをすることもあります。他には、ウエルカムパーティやお別れパーティ等のイベント企画や運営もします。過去には、ハロウィーンやクリスマス、年越しパーティをやったこともありました。
金田さん
私の場合は、寮長の渡邉さんをサポートしつつ事務的な作業をすることが多いです。日本の文化についてわからないことを聞かれて教えたり、買い物に付き合ったりすることもあります。時に、共用部のルールが浸透せずに困ることもありますが、レジデント・アシスタント同士で話し合い、大学にも相談しながら解決しています。
多様な価値観に触れ、自分の世界が広がっていくのを実感
活動を通じて自分が成長したなと感じることは?
渡邉さん
自分は「他人に干渉されずにマイペースに生活したいと思うタイプ」だと思っていたので、こうして共同生活を楽しんでいることに驚いています。ここでは、お互いを尊重し合って適度な距離感でいられるので、非常に心地良い関係性なのだと思います。また、レジデント・アシスタント2年目になって寮長に推薦され、今は寮長としてリーダーシップを発揮できていることに成長を感じますし、支えてくれる周りの友人たちにも感謝したいです。
金田さん
自分の世界が広がったと実感しています。周りの留学生たちの柔軟性のある見方や寛容な態度に良い影響を受けて、多様な考え方を身近なものとして捉えられるようになりました。いろんなことを経験して、イレギュラーなことがあっても対応できる自信がついて、1人で1カ月、アメリカ旅行に行けるぐらいアクティブになりました。
コミュニケーションスキルを上げ、将来への自信につなげる
受験生や、在学生たちにメッセージをお願いします。
渡邉さん
レジデント・アシスタントの活動を通じて、コミュニケーションスキルが上がったことは、自分にとって大きな成長でした。以前は英語力に自信がなかったのですが、日本語や英語、ジェスチャーを交えれば十分に意思疎通ができることがわかり、英語でプレゼンテーションする機会があっても躊躇なくチャレンジできるようになりました。
新しいことを始められる好奇心さえあれば、不安を感じることなくすぐ溶け込めると思います。興味がある方にはぜひ飛び込んでほしいです。
新しいことを始められる好奇心さえあれば、不安を感じることなくすぐ溶け込めると思います。興味がある方にはぜひ飛び込んでほしいです。
金田さん
寮生同士は仲が良くて、毎日友人たちとおしゃべりしたり、時には旅行に行ったりして、たくさんの大切な思い出を作っています。多様な価値観を持つ友人たちの中で、教えてもらうことや気付かされること、影響されることも多く、自分の殻をやぶることができました。もし、現状に満足できない、何か始めたいと思っている方がいたら、ぜひ参加してほしいです。
★レジデント・アシスタントは毎年12月に募集を行います。
興味のある方は国際課HPをご確認ください!
Room
プライベート空間が確保された個室もあって住み心地が良いです!
Entrance
Shared Space
シェアスペースには、いつも誰かいて賑やか。大きな共用キッチンもあっていつでも使えます。
国際学生宿舎は、入居者同士が日常的な交流を行い、語学力だけでなく、多様な価値観を学ぶ教育の場として位置付けられています。2023年10月現在、約20カ国の留学生と日本人学生(レジデント・アシスタント16名を含む)が共同生活を送っています。